初音さんのためにみっくみく中。
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住所氏名の使い道
勅使河原

隊長大変です!掲示板に「隊長は右翼だ」と言う書き込みが!

隊長

む、なんということだ。左翼の我々に右翼だなどと……このような誹謗中傷は許しがたい。勅使河原君、犯人の記録は残っておるな?

勅使河原

……それが中傷って……まいいや。はい、こちらのプロバイダになりますが。

隊長

よし、電話をよこしたまえ。「――――あー。隊長だが。」

勅使河原

「はいはい、何か御用ですかね?」

隊長

「……何ゆえ勅使河原君が?!」

勅使河原

「人手不足なんですよ。で、何の用ですか?切りますよ。」

隊長

「うむ。我等を右翼認定する輩が追ってな。総攻撃をかける故、敵地の場所を教えるがよい。」

勅使河原

「あー、はいはい、発信者(書き込みした人)に確認しますので少々お待ちを。あー、残念。中傷じゃないから消しちゃ駄目だって。」

隊長

「回答早っ?!何を言うのかね、私が右翼扱いされたのだぞ?!」

勅使河原

「発信者が駄目って言ってますし、そんなたいした名誉毀損とも思えませんし。だいたい、そんなテキトーな理由で頼まれてもこっちだって通信の秘密を守れって法律があるんですから。もっと公平な…そうですね、裁判所の判断にお任せしますのでがんばってください。(がちゃん)」

隊長

「こらー、勅使河原君ー!」

勅使河原

……ぜー、はー。隊長どうでした?

隊長

(スパーン)

勅使河原

あ痛っ。何するんですくわーっ。

隊長

うむ、なんとなく中傷の犯人が誰かよくわかったのでな。


隊長

それはともかく、今回はこの件だな。

Unknown (小倉秀夫)

「ネット上では匿名が原則」というのは誤りです。
現在は、IPv4を採用しており、全員に固定IPアドレスを割り当てることができないため、結果的に匿名性が事実上保証されてしまっているだけです。「ネット上での紛争は、当事者間で解決する」ことを原則とするためには、紛争当事者の一方が他方の氏名及び連絡先を知ることができるシステムが不可欠です(現状は、紛争当事者の一方が他方の氏名及び連絡先を知るためのシステムが十分に機能していないので、匿名発言による被害者の多くは泣き寝入りをしています。)。

『事実上匿名』というのは、一般ユーザが手軽に相手の情報を知ることは出来ないという意味で正しい。
ユーザの残すアクセス情報ではプロバイダまでしかわからない。プロバイダー責任制限法にのっとってプロバイダに確認しても、発信者が自分の住所氏名の公開を拒否した時に教えてくれるかといえば、プロバイダーの判断による。

ここまで―ネット上での紛争=今回は小倉君の言うコメンツスクラーム!についてメインで考える―で情報発信者の住所氏名を知る上での障害となるのは以下の二つだろうか。

  • 被害者が正当な理由がある場合情報開示を求められる。
  • 発信者の意見を聴いて開示するかどうかを判断する。

つまり、第一に開示する場合に『裁判に必要だから』というような正当な理由が必要―すなわち裁判前提であること。
第二に発信者と被害者の主張の相違を判断する時に、司法機関としてのノウハウがない自分達では無理なので裁判所に任せたいプロバイダの思惑。
この二つの理由から相手の個人情報開示のために弁護士頼んでー、裁判起こしてー、という手順が必要になってしまい「そこまで出来ないただの個人が泣き寝入り」と言う状況になっていると言うことだな。

勅使河原

あれ……じゃあ、小倉先生の言うことにも一理ある、と。個人情報を知るために弁護士頼まなきゃいけないわけでしょう?

隊長

その部分にだけは一理はあるだろうが……そもそも、実態に当てはめるとここでおかしくなるのだよ。

「ネット上での紛争は、当事者間で解決する」ことを原則とするためには、紛争当事者の一方が他方の氏名及び連絡先を知ることができるシステムが不可欠です。

勅使河原君。素人が相手の住所氏名知ったところで全て解決すると思うかね?

勅使河原

だから、裁判で訴える時に必要に……

隊長

と言うことはやっぱり「弁護士だ裁判だ」と言う話になるな。

勅使河原

じゃあ、抑止力という考え方はどうです?住所氏名がばれてるなら、そう簡単に悪いことも出来ないと……

隊長

確かに抑止力にはなるだろうが…よくよく考えてみたまえ。勅使河原君の悪口をいう者がいたとしよう。勅使河原君は犯人の住所指名電話番号を突き止めた。さて、弁護士に頼むなんて面倒なまねをせず手軽に法に触れずに悪口を言った相手を処分したまえ。

勅使河原

ええと、じゃあ電話をかけてもうやめれ。消すのが面倒なので二度とコメント書くなよ、と。

隊長

じゃあ、私は中傷じゃないちゃんとした意見のつもりなので止める筋合いはないな、と回答しよう。

勅使河原

……コメントエリア上でのやり取りと変わんないじゃないですかっ!

隊長

そうだよ、マジメな素人が出来る抑止力なんて無いも同然だ。『こいつムカつくからイタ電してやろ』とかいう不真面目なワルモノがいるかもしれないから抑止力になるんだよ。悪いことするから隠すというのも無くはないが、電話番号を公開できない理由のほとんどはこっちだ。
「単にコメントをしている人」に過ぎないコメンツスクラーム!関係者の電話番号がばれても、絶対に嫌がらせされないという前提があるなら、訴訟とかされるわけでもないのでたいした問題ではない。悪意あるものがいるから隠す必要が出てくるのだ。発信者が必ず加害者で、被害者が正しいとは限らないのだから。

勅使河原

じゃあ、“イタ電かけてくる悪人かもしれない相手”に気軽に個人情報を渡せないのでちゃんと審査をして……

隊長

と言うことはやっぱり「弁護士だ裁判だ」と言う話になるな。プロバイダは自分達で責任とりたくないから裁判所に任せるわけだろう?

勅使河原

くっ、冒頭の事を根に持って……

隊長

以前も小倉君に、住所氏名を何に使うのかという質問を投げてみたこともあるが、現在のところ訴訟対策と抑止力という効果くらいしか納得いくものは出ていない。だが、住所氏名がわかっても訴訟にしか使えないようでは、訴訟に使う以外の人に教えても害にしかならない。他に何か使い道はあるかね?もちろん、“嫌がらせがあるかもしれない”抑止力というのは害でしかないから却下な。

勅使河原

悪意ある書き込みの抑止力というより、どうでもいいことで住所氏名電話番号知られるかもしれない嫌さのほうが…。ネット利用そのものの抑止になるような気がしないでも……。

隊長

だったら、『訴訟をする時に裁判所経由で相手を呼び出してもらう手続き』さえ確実にできればよいだけの話。個人が自在に相手の情報を知れるべきではない。
だが「ネット上での紛争は、当事者間で解決する」という言葉をどう読み取るかが問題だが、“弁護士に頼まず個人で解決”と判断すると、訴訟に至らないで相手の情報を知る必要があるというように読み取れる。

勅使河原

まあ、たいていの一般人なら費用だとか手間だとかの障害が発生する『弁護士に頼む』という段階で諦めて泣き寝入りますからね…プロバイダの連絡がせいぜいで。

しかも、プロバイダの中には、そのようなプライバシー情報の発信者を庇い立てして、「開示して欲しければ裁判を起こせ」「和解になど応ずる気はない」などと被害者側の要求を可能な限り突っぱねるところも少なからずあります。ですから、被害者の側がお金を用意して弁護士に依頼する覚悟を決めない限り、発信者は匿名のままでいられます。

 匿名性こそが問題だという論者は、Winnyが云々以前に、ISPの態度の方を問題としないといけないのではないかと思うのです。

さらに、民事訴訟を提起するのに必要な資料が調った場合には、わざわざ発信者情報開示請求訴訟など起こさなくとも、ISPから発信者情報の開示を受けられる法制度づくりも必要です。

隊長

しかし、仮に住所氏名を知ったところで「個人でラクラク損害バイショー!」なんて出来るわけではない。
小倉君の言葉を借りるなら、『被害者の側がお金を用意して弁護士に依頼する覚悟を決めない限り、民事訴訟を提起することは(普通)出来ない』。確かに訴訟をする際において、いちいち発信者情報開示請求訴訟をもう一つしなければならないというのは問題なのだが、それは結局『被害者の側がお金を用意して弁護士に依頼する覚悟を決めない限り』とか『ネット上での紛争は、当事者間で解決する』とかの解決にはならんのだよ。

勅使河原

小倉先生は自分が弁護士なのでその辺の区切りがわかってないのかもしれないですね。

隊長

結局のところ、被害者が望むのは紛争解決。しかしこの時、訴訟という解決手段を選ばなければ発信者の個人情報等不要なのだよ。

勅使河原

相手のことを知らなくて解決できるんですか?

隊長

プログラミングのカプセル化ではないが……

データとそれを操作する手続きを一体化して「オブジェクト」として定義し、オブジェクト内の細かい仕様や構造を外部から隠蔽すること。外部からは公開された手続きを利用することでしかデータを操作できないようにすることで、個々のオブジェクトの独立性が高まる。

…まあ、見た目が似てるというだけの話だが。
外部、すなわち被害者からはプロバイダというオブジェクトが公開している“警告手続き”を利用する。すると内部的に発信者に「バカな真似は止めろ」という操作が発生する。このとき被害者は発信者について何も知らなくても処理は完了するので、プロバイダは被害者に内部データを漏らすことを考慮しなくて住む。

勅使河原

ていうかそれ『現在』に近いですね。

隊長

プロバイダから退会させられるかもという抑止力なら違法性も無いし、『誰がやったかばれない』などという幻想も打ち砕ける。
感情的になるかもしれない個人が「やめろ」と本人にメールや電話をするより、よっぽど楽して平和に解決できると思うぞ。

結局のところ個人が泣き寝入りしないために必要なのは分かりやすくて確実な手続きであって、個人情報ではないのだよ。個人情報公開の選択権は『本人』にあるべきであり、ワルモノではない一般人の個人情報を知ることが出来るシステムなど不要。知らせたい奴は自由に知らせればよいが、知るべき必要があるなら公平な第三者を通す。時代もそういう流れだしな。…ああ、レッシグ教授もそんな感じだったか。

勅使河原

確かに住所氏名は訴訟のために必要でも、荒らし書き込み停止に直接使えるものでもないですからね……。

隊長

プロバイダが頭を使わずルーティンに処理できるようなガイドラインと、被害者がめんどくさいと泣き寝入りしなくてもすむような安価で安易な手続きの明確化。重要なのはここだろう。プロバイダ責任制限法第4条の見直しは訴訟を考えている場合には有効だろうが、『弁護士に依頼する覚悟のない被害者』相手に開示されても意味があるまい。

勅使河原

荒らしに晒され弁護士に頼れなかった一般人から同意の声が――くるといいですね。

隊長

自らを公然と批判する者がどこの誰であるのかを──それが正当な批判であれ、不当な批判であれ、批判の名を借りた単なる個人攻撃であれ──知りたいと思うのは、「しがない記者」氏の個人情報を暴いた人々の弁明にもあるとおり、自然な感情であるとは思います。

知ったことではないな。望んで公開していない情報を知りたいと思われたところで、それに応えるかどうかは個人の判断だ。例えば小倉君への意見に正当な批判をする際に住所氏名の提出など求められる筋合いは無い。そういうのは自分の制御範囲内だけでひっそりとやっておれ、ということだな。

勅使河原

訴訟に使うことと、人の興味に晒すことは別物だぞ、と。…そうだ隊長、すごい解決策を考えました。

隊長

ほほぅ…何かね?

勅使河原

無料で訴訟手伝ってくれる弁護士がいれば万事解決ですよ。メール一発で親身になって相談に乗って、資金負担までやってくれる優しい弁護士が!

隊長

おおう、それはお手軽で効果的だなー……しかも勅使河原君は私以上に冷たいなー……。

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コメント
この記事へのコメント
訂正をお願いしますねw
× 訴訟に使う意外の人に教えても害にしかならない。
○ 訴訟に使う以外の人に教えても害にしかならない。
2005/04/19(火) 10:27:16 | URL | 通りすがり #-[ 編集]
また間違い指摘された○| ̄|_
2005/04/20(水) 01:51:03 | URL | サスケット #-[ 編集]
フフフフ
まだまだ甘いなサヨレッドよ

×公開を拒否した時に教えてくらる
○公開を拒否した時に教えてくれる

本部に戻って猛特訓だ!!!
2005/04/20(水) 06:43:26 | URL | サヨシルバー #-[ 編集]
コメントスパマーのSEOには荷担しないぞ、と。

くそう、なんでこんなに誤字がー
2005/04/22(金) 00:11:16 | URL | サスケット #-[ 編集]
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(  Д )          ゚ ゚ 師匠が脅威の大回転、一心不乱に同じ場所で
2005/06/08(水) 17:27:05 | ネット樹海の魔窟から
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