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無審査で個人情報開示が求められる
勅使河原

隊長大変です、こんな記事が!

報告書では、令状なしでも個人情報を開示できる例として、「具体的期日、場所を示し、『死にます』『手首を切ります』など死をほのめかしている」「自殺に結びつく言動が画像で確認できる」――などを示した。集団自殺の呼びかけでも、切迫した期日や手段を示している場合は開示できるようにすべきだとした。

 同協会は捜査への対応について総務省がまとめた「電気通信事業における個人情報保護に関するガイドライン」をもとに検討。「警察から照会を受けた場合、緊急避難の場合をのぞき、通信内容や当事者の氏名などは開示してはならない」という指針を定め、「自殺予告への対応は緊急避難」という見解を示していた。ところが指針は徹底されず、プロバイダーによっては「通信の秘密を侵害するおそれが生じる」と開示に及び腰になったり、捜査協力による負担増を嫌ったりする傾向も強かったという。

世界は小倉先生の指し示すほうに傾いているようですよ隊長?!すなわち隊長が小倉先生に向けたエントリも何の意味も無い――

隊長

うむ。レッシグ教授が『典型的Declan:「速報!匿名性の排除発言にレッシグが返答」』にて主張した非常に強い捜査令状的なものを要求されるシステムとは相容れない。

勅使河原

令状なしでも個人情報を開示できる例」と、真っ向からぶつかる単語ですもからね。

隊長

ところで私はレッシグ教授の「非常に強い捜査令状的なものを要求されるシステム」という発言を「(情報開示は)適切に審査されるべき」と読み取った。
そこで小倉君は以下のように述べているよな。

幸か不幸か、アメリカも日本も、政府に都合の悪い発言を実名で行ったからといって、逮捕されたり暗殺されたりという社会ではないので、「絶対的な匿名性」を保障する必要性は、「絶対的な匿名性が保障されたシステムが利用されてしまえば違法行為の責任者を追跡することができない状態」を解消する必要性に比べて、低いと考えるのが一般的です

したがって、「その発言を行ったのは私である」ということをみだりに公衆に知られないという意味での「対公衆匿名性」を少なくとも社会から勝ち取るためには、レッシグが言うところの仮名システムを早期に構築していくことによって、「絶対的な匿名性が保障されたシステムが利用されてしまえば違法行為の責任者を追跡することができない状態」を快く思わない社会の要請との間で、妥協点を見いだす必要があるように思うのです

勅使河原

ええ、妥協点――
構築された仮名システムから実名を引っ張ってくることが出来る状況なら、「対公衆匿名性」を社会から勝ち取ることが出来る。
つまり、いざというとき実名を引っ張れるという安心感が、社会に『「その発言を行ったのは私である」ということをみだりに知られない』と言う状況を許容してもらえるのだということでいいんすよね。

隊長

おそらくな。そこで矛盾だよ。その名のとおりの以下のエントリを呼んでみてくれたまえ。

 なお、仮名から実名へのトレースは、刑事告訴や民事訴訟を提起することなしに行えるシステムを構築した方が、紛争の訴訟前の解決を図りやすく、おそらく却って情報発信者にとっても利益に繋がります。

私が小倉君に言う矛盾とは「弁護士や裁判所を頼らず個人的に相手の個人情報を知ることが出来る」という対公衆匿名性など無い状況を小倉君が推奨しているということ。
まさか、「刑事告訴や民事訴訟を提起しない」けど、弁護士や裁判所を使用する新たな第3の裁判を設立しますというお茶目なジョークは言わないと思う。

勅使河原

まぁ、以前小倉秀夫の「IT法のTop Front」:プロバイダ責任制限法第4条の見直しであった「正当な批判であっても」というのはその際たる例でしょうね。『正当な批判してきた相手の氏名が知りたいんです』といって弁護士や裁判所を使うのもバカな話。
好意的に考えれば、開示にあたってはその他のもっと簡略化した審査を……
…ん?その判断って誰なら出来るんでしょうね?裁判所に代わって「個人情報開示の判断が出来る」立場――

隊長

一つが裁判所。

勅使河原

……だからそれじゃ意味ないでしょ!

隊長

それは小倉君に言ってくれ。もう一つは、実は既に私の意見は述べている。

プロバイダが頭を使わずルーティンに処理できるようなガイドラインと、被害者がめんどくさいと泣き寝入りしなくてもすむような安価で安易な手続きの明確化。

勅使河原

うーむ。そのガイドラインが誰もが納得できる内容ならば、相手の住所氏名を知ることに「非常に強い捜査令状的なものは不要」と。

隊長

それが、冒頭の記事の「緊急避難的な条件で警察からの紹介があったとき」というものだと思う。今回の場合「緊急避難的」と言う部分を「頭を使わずルーティンに処理できるよう」わかりやすくしたものではないかと考えている。

勅使河原

なるほど…小倉先生への援護射撃としては不適切でしたか

隊長

実際のところ私も小倉君がいうように「誰にも手繰れない完璧な匿名」は要らないと思っているし、レッシグ教授も同様だ。

自由を保全するためには、匿名性[anonymity]を仮名性[pseudonymity]で置き換えることができるかも知れないとレッシグは示唆する。

私が記者に詳細に説明したように、われわれは仮名システムの正当性を認め、それを強化してゆく必要がある。そうすることによって人々のプライバシーをより保護することができるからだ。

私が問題としているのはその次のステップ。果たして無審査の一般人を『公開する相手』にしてもよいのか?という部分だ。そこが「批判であればなんでも」な小倉君と「非常に強い捜査令状的なものが要求される」というレッシグ教授の違うところだからな。

人命がかかっている。開示する相手が警察である。開示されるのは「犯罪予告/自殺予告」を書いた本人の情報。レッシグ教授が以上の「令状なしでも個人情報を開示できる例」をどのように判断するかは聞いてみたいところではあるが、私が小倉君について問題としている部分とは違うよ。

小倉君はコメントがいっぱいついている。そのコメンター排除の為に実名が必要だといっているのだから到底受け入れられん。コメンターが、犯罪行為を犯しているというなら、いくらでも訴えてくれればいいのだ。その時に弁護士に頼む費用に困って泣き寝入りという意見だったのなら賛同するのだが。

勅使河原

確かに、個人情報は「隠さなければならないもの」ではなく、「適切に管理されるもの」ですからね。重要なのはトレース取るとか取らないとかではなく、本当に適切に使われるかどうか、ですか。

隊長

隠していても何も進まないが、だからといって無為にばら撒いてよいものではない。レッシグ教授の言う「匿名ではない仮名システム」とはそういうことだと思うぞ。

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